着いたのは近くの川の隅にある川原。 自転車を止めて祐希は私の手を引き川原に座らせた。 「ここは昔っからの俺の居場所。 いつか大切な人と来たいって思ってたんだ…。 美空…… お前が悩んでることは俺も背負ってやりたい。 辛いなら俺も美空と同じくらいの辛さを味わいたい。 俺に1人じゃないって教えてくれたのお前だろ?」 「祐希……」 さすが私が惚れた男…… 私の考えなんて簡単によむんだから…… でも……… でもね?祐希…… 私はあなたに死ぬんだって言ったら信じる…? 聞いたら……どうする?