「待った?」 「ううん、今来たとこだから」 「そうか、よかった」 そう言ってジュンちゃんはあたしの横に座った。 電話の時とは別人みたいに明るい声だ。 「何か飲む? あ、俺頼ん・・」 「ジュンちゃん」 ジュンちゃんの言葉を遮ったあたしの声。