「おいしぃ~!! すっごくおいしいよ!! すごいねハセ君、料理もできるんだ?」 フォークに絡め、食べるあたし。 「ありがと。 まぁ、親がいない時とかね。 簡単なモノなら」 「すごいね~。 ところでさ、ハセ君家の家族はみんな忙しいの? だって今も家誰もいないし」 「あぁ、ウチ父子家庭だからさ。 親めったに家にいないんだよ」 「そっか~。 うちも母子家庭だよ!! ウチのお母さんも仕事忙しそうにしてる」 「じゃあ、一緒だな」 「そうだね!」