でも、そんな状態が何分か続いた時、 「・・イトウ?」 あたしの名前を呼ぶ声が聞こえた。 顔を上げてみるとそこには、 「・・・ハセ君・・」 ケータイを片手に、汗だくになったハセ君がいた。 ハセ君はあたしの顔を見ると、 「お前・・それ・・男にやられたのか?」