ピンポン~ピンポン~~



【ビクッ!!】



誰かが鳴らすドアホンで

目覚めた。



【こんな朝から誰?!

まさか違うよね…ハラハラ】



「はい?どちらさん?!」


パパが玄関を開けた。


「あ~どーも!

どうしたんですか?」



【ホッ…違った…ヨカッタ…】



隣の人だった。


「は?!マジすか??」


パパが

慌てて外へ出て行った!



【え?…ナニ…ドキドキ…

どうしたの??】



あたしも外へ出て上から

下を覗いた。


パパが車の前に立ってい

るのが見えた。



【ビクッ…

またなんかあった??】



嫌な予感がした。


恐る恐る下に降りた。



「またやられたぞ!!誰

だよ!ふざけやがって」



【ビクン!!…ぁ…ヒドイ

ズキン……誰なの…

こんな事するの…シクシク】




車の硝子が全て割られて

無くなっていた――――