チ…リン~~



【ビクン!】



かすかに聞こえる鈴音。



【TUN?…ズキン……】



チリン~~ジャラ~~



【TUN…ダ…ズキズキ…

あたしが連絡しないから

来たんだ…ネ?】



布団から

出る事が出来ない。



【TUN……雪と…ズキッ

本当に…シタ…ノ…?】



今すぐにでも飛び出して

聞きたい。



ジャラ…ジャラ……



TUNが存在を示す合図

をするかの様に鍵の音が

した。



【あたし…TUNの事…グスッ

信じられなくなっちゃっ

たょ……モウ…どうしたら

いいかわからナイ…ズキン】




夜明けまで鈴音が消える

事はなかった――――