プルルルル~プルルルル



【ドキン!

もしかして?TUN?】



《もしもし?》


「TABAちゃん?!」


《雛?おはよ~》


「今…平気?

落ち着いて聞いてよ!」


《あ…うん…》


いつもの雛と違ってた。


「雪がね

昨日電話かけてきてさ…」


雪の名前を聞いて嫌な

胸騒ぎがした。


《雪がどうしたの?はっ

きり言っていいよ!》


「TUNちゃんと

ホテル行ったんだって…」



【ズッキーン!!…え?

TUNが?雪と?

えっ……ウソ…ズキン…】



信じられなかった…。



「TABAちゃん?!

でも雪が嘘ついてるかも

しんないし…まだ確信な

いからね!!」


《………ウン…》


雛の声が遠のいていく。




さっきまで沢山あった幸

せが全て消えた――――