《痛い!なに?!》


パパに腕をつかまれて

階段を下りた。


「見てみろ!」



【ん?なに?……ビクッ】



車のタイヤがすべてパン

クしていた!


《なにこれ!酷い…》


「こないだのイタズラも

そうだけどよーお前なん

か知らねーのかよ?!」



【ドキッ…あたし?】



今日はTUNの顔がチラ

つかなかった。



【違う……あの時とは

もう違う……あたし…

TUNを信じられる…キュン】



《あたし…知らないよ!

ただの

イタズラじゃないの?》


堂々と言えた。


「じゃあ何で…

うちだけなんだよ?!

おかしいだろ!」




確かにそう…。



間違いなく誰かに恨まれ

ているのだろう――――