もうすぐ――


TUNに逢える。



【ぁぁ…早く

逢いたい…ょ…ぉ…】



「朝帰りだけはやめろよ

な!」


《わかった…》


守る気もないのに返事だ

けした。



ガッシャーン!!


鉄の重たいドアから抜け

出れた。



【TUN…逢いたい…】



待ち合わせ場所に急ぐ。


『TABASA!』


後ろからTUNが抱き締

めてきた。



【キュン…ドキドキ…】



《あ…TUN…》


あたしが試験を受けた時

を思い出す。



【モウ…あたし……ダメ…

TUNじゃなきゃ…ダメだょ

……キュン】




TUNと生きたい―――