長いマツゲに縁取られたライト・ブラウンの大きな瞳が、月明かりの下で、キラキラと輝いている。 なんだか、とても綺麗に思えて、ドキッとした私も足を止めた。 数瞬の、何とも言えない沈黙の後。 ハルカは、意を決したように、爆弾発言を投下した。 「あーちゃん。 わたし今夜、伊藤君に告白するっ!」 えっ!? 「……むぐっ!?」 驚きのあまり私は、口に含んでいたまだ大きいリンゴ飴の欠片を『ごっくん』と丸飲みしてしまった。