あーちゃんへ。
わたしは今、この手紙を病院のベッドの上で書いています。
昨日の発作の時、死なずにこうして生き長らえたのは、きっとこの手紙を書くために神様がわたしに下さった、最後のプレゼントなんじゃないかと思います。
あーちゃんがこの手紙を読むとき、
きっと、わたしはもう、この世にはいないでしょう。
でも、わたしは、自分の人生を不幸だなんて思っていません。
私には、あーちゃんという、一番の友達がいて、
浩二君という、一番大好きな人がいて、
そして、かけがえのない、大切な思い出があったから。
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