ふうっと一つ大きく息を吐き出し、目を瞑る。 浮かぶのは、ハルカの笑顔。 そうだね。 今の私にとって、一番に考えなきゃいけないのは、ハルカのこと。 ――どうか。 どうか、ハルカが無事でありますように。 神様でも、誰でも良いから、 お願いだから、 私の大切な友達を、助けて下さい――。