「ハルカ……」 間違いない。 この写真の人物は、ハルカだ。 独身男が、女の子の写真を部屋に貼る。 それも、自分のベッドの天井に等身大の写真を貼る――。 なんで? なんて、聞くまでもなく明らかだ。 「――やっぱり」 私の推理が、当たってたってこと? 「何が、やっぱり?」 不意に、背後であがった声に思わずビクリと、体が強ばる。 すうっと、一つ大きく息を吸って止めて。 私は、ゆっくりと後ろを振り返った。