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あとがきのあとがきなので雑談です。シリアスなテーマだからか1ページが長く思えました。

表紙に挙げた“そういう”イジメは私の学校にはなくて未経験だったので、私の中にあるイジメ=シカトのイメージで書きました。

そういうアグレッシブなイジメは存在するのだろうけど、経験してない人からすれば、“おしとやかな透明なイジメ”をしている自分に気付けない。


あえて世間が避ける女子の汚い透明な心理を書いていると、卑怯でシリアスな人間関係が恐すぎて気分が滅入りました(・_・;)ほぼご主人は私なのでこんなタブーな心理戦を書いてる私って誰?って感じで自分に引いてました笑…

この女子ネタは、あえて友達とハタチ越えてから学生時代の裏話をしようとなり、『うちらまじ性格わっりーなあ』『悪魔じゃん』と笑いながら暴露大会をしたお陰です。

客観性がキーなので、一応色んな服の子とガールズトークをして、イジメに対する思考やあるある情報を仕入れました。

身分制度ネタ、初対面ネタ、服ネタとか。だから女子は共感できるかなと。……引いた“あなた”はいい子ちゃんですね、分かる“あなた”はプチ悪魔の仲間ですね笑。

シビアな内容は書いていると凹むので、“俺”にネタ話をさせてユルい感じを演出してもらいました。

彼には中立の目線で進行してもらいたくて、批判させたり保護させたり、庇ったりけなしたり、とにかく発言をブレブレにさせてみたんですが、微妙に偏ってましたね。難しい。

ちなみにジメジメいじめを書く時の参考にしたのは
■ねじれ厄介→真似っコな女友達のありさま
■一年中 半袖半ズボン→真面目に考えないユルさ
■サンプル彼女→見た目のイメージの決めつけ

で、それぞれ引っ張ってます。小ネタ集だけどパラダイスはないです。

話の中でちらりと出てきた女子高生の象徴の“結衣”は、揺らぐ幻影の主人公です。こちらはある意味正反対な女子のリアル恋愛話です。


今までの作品で一番ディープな内容だったから気疲れしましたが、『ないわー』と自分を見つめ直す良い機会となりました笑。勉強になりました。

長いページ、ありがとうございました(^v^)




最後の章の為の前座は以上です。