彼方side◇ 詩史はノートに自分の気持ちを書いてた。 俺は黙って書き終わるまで待っている。 しばらくして、 書き終わったノートを俺の膝の上に ぽんと置いて詩史は また海風に辺りに立ちあがる。 俺は、そのノートを読み始める。 そこには詩史の今の気持ちが書かれていた。 最後まで読んで、 俺は胸が苦しくなった。