【完】ポケット-幼なじみ-




勉強をしているはる君の

横顔に思わず見とれてしまう。







「どうした?」


と急に問い掛けられる。






「…え!!いや、なんでもないよ!」






慌ててごまかす。




―――バレちゃったかな?






「歩夢、暇なら紅茶入れて。」




「あ、うん。」




良かった―――


バレてないみたい………





立ち上がってキッチンの方に行って棚からティーカップを取ろうとした時だった。









パリーンっ