【完】ポケット-幼なじみ-
















「…どこにあるんだろ…」










教室の中にある棚を開けながらつぶやく。










棚を全部開けて中をみたものの、鍵は無い。










…ベッドの上には無い、よね?









一応、と思いカーテンを開けてみると……、え?









ちらりと首にかかってる鍵を見る。















「同じ鍵だ……」










ずっと、さがしていた鍵が目の前にある。










これを持って行けば…良いんだよね?










なんだか、こんなあっさり…?







とりあえず時間もあと10分ちょっとしかないし、鍵をとって早く帰ろう。










目の前にある鍵をとってベッドに背を向けた瞬間――














…私は悲鳴をあげることになる。