「…やっぱり、学校来たいな。」 私の胸下辺りまでのびた髪の毛に触れながら言った。 「…へ?」 全くと言って良いほど、予測もつかないような台詞はズルすぎる。 いきなり、私の心を持っていってしまうから。 「んー。今回のドラマの撮影全部終わったらこっち戻ってこようと思って。」 笑顔で学校を指差しながら言うはる君の事を少ない脳みそで理解しようと頑張ってみるけど。 ――――全く意味がわからない。