「……どこ…いくの?」 眠そうに目を細めては私を見る。 「…お腹空いたかな…って。 ……何か…食べたいのある?」 出来るだけ平常心を保ちつつ言う。 だけど、身体は素直に反応しててはる君につかまれている手首だけが熱を持つ。 「……………きゃっ。」 ベッドにまた引き戻されるとはる君は私の上にのった。 「……あゆむ… 食べたいって言ったら?」 上にいるはる君が、 真面目な顔をしながら そんなことを言うから急に 怖くなって 不覚にも目をそらしてしまった。