「………ん…」
目を開けると目に映るのは
知らない風景で驚く。
さらに何故か身体が熱くて
後ろを振り向くとはる君の
ドアップでさらに驚き
離れようとしたけど私に
触れているはる君の身体が熱く、
熱があることを思い出して
起こしてはまずい、と冷静になり
そのまま動かず思い出していく。
そういえば…風邪で倒れた
はる君を、看病するために来て
そしたら腕引っ張られて、
抱きしめられて、
あれから…私、寝ちゃったんだ……
今何時くらいなのかな、と上にある時計を見ようと顔だけを動かす。
夜の11時………か。
そろそろ動かないと、と立ち上がろうとすると手首をガシッとはる君につかまれた。


