【完】ポケット-幼なじみ-






「あの…っ…何で駅で私だ、
 ってわかったんですか?」









部屋に行く途中、さっきから気になっていた事を聞いた。









だって私とマネージャーさんは初対面なはず。









「あぁ、それは失礼なことを…
 申し訳ございません。

 …いつも陽斗から蒼井さんの
 話しを聞かされてます。」







笑顔でマネージャーさんは言った。









私の…話しを……はる君が?














「―――陽斗、入りますよ。」








立ち止まって、そういいながらマネージャーさんはガチャ、っとドアを開ける。








「―――どうぞ」








マネージャーさんがドアを開けて、私に入れと言う合図をする。






「ありがとうございます。」







お礼をして中に入るととっても広かった。