【完】ポケット-幼なじみ-





バタバタと足音が聞こえてきたと思ったら先生が入って来た。






それから今後の話しをして





今まで寝ていただけだから、






筋肉が




衰えて急には動けないらしく、






暫くはまだ入院とのことだった。







……やっぱり、私のせいなんだ。





胸がズキン、と痛む。








「お母さん、お父さん…
 あゆと……二人に
 してもらえないかな?」







…………………え?








「………じゃあ、
 そろそろ私達は帰ろうか。」





おじさんがおばさんに言い、頷く。





「じゃあ、また来るね」






とおばさんとおじさんは呆気なく帰ってしまった。










病室に残されたのは私と千夏だけだった。