【完】ポケット-幼なじみ-





「…あれ……?」







千夏の病室の入り口の所で







うろうろとしている女性が







目に入り








思わず立ち止まった。












「―――…千夏?」









思わずそう言ってしまった位







その女性は千夏に似ていたのだ。









その女性は




「――千夏のお友達ですか?」







と尋ねて来た。










声までもが似てる………










「そうです、えっと…
 ……どちらさまですか?」





答えなんて、きっとわかってる。








だけど、信じれなくて聞いた。











するとその女性はやっぱり









予想通りの言葉を口にした――