目が覚めるともうお昼前でさっきのことはすっかり忘れていた。 昨日、帰って来たはずの はる君は私が起きた時には、 もう既にいなくなっていて いってくる、たった五文字の メールだけが届いていた。 「…さてとっ、ご飯食べて 千夏のとこ行かないと。」 伸びをして、立ち上がりカーテンをあける。 「…まぶし…っ」 いきなり入って来る自然の光が眩しくて目をとじた。 そのあと、いつも通り準備して千夏のとこへと向かった。