【完】ポケット-幼なじみ-





「…………充電完了。」






しばらくしてはる君が離れて、ニッと悪戯っ子みたいな笑顔をみせた。







「………うわっ」







立ったはる君にまた抱き着く。





やっぱり洋服はビショビショ。





まだ……足りないんだもん。










「はる君のばかっ。」








素直になれない私ははる君に





よしよし、とでも





言われるかのように頭を撫でられた。










「………った。」









「……へ?」





はる君が手の動きをとめる。










「……さみしかった。」