「教えてあげよっか」 高原くんが前の席の椅子に座りながら言う。 「……え、いや…大丈夫だよ?」 高原くんはちょっぴり苦手。 嫌いじゃないし好きでも無いけどなんだか軽い子なんだ。 好きでもない女の子と付き合っちゃったりとか。 「…今日、10月1日だよ。 1番当てられるかもよ?」 高原くんが私を脅す。 そういわれて私は諦めて高原くんに教えてもらった。