名前を呼ばれて後ろを振り向くとはる君の1番の親友、輝くんがいた。
ちなみに輝くんははる君の次にモテる。
カッコいいけどカッコいいより、可愛いのがピッタリくる。
「…もう昼だけど陽斗は?」
そう聞かれて黙って私が首を
横に振ると
輝くんはそっか、と呟いた。
「……………ご飯一人?」
私を見て言う。
そっか………。
千夏もはる君もいないから、お弁当、今日一人だ…。
「…………うん。」
気まずそうに私が答えると
「わり。
じゃ、食べに行こ。」
私の目の前にあったお弁当をとって笑顔で言った。
「え…輝くん?…どうしたの?」
「まぁ、いいから。行こ」
もしかして…………
…………気、使わせちゃってる?


