「…………大丈夫?」 「…へ?」 何も考えずに立っていると声を掛けられる。 「顔…赤いけど…熱上がった?」 そういってはる君は真っ赤に染まった私の顔に手を近付ける。 「だ…大丈夫、」 はる君の手を避けながら言う。 まさか…はる君のせいだなんて…言えないよ…。 「…そ?なら…良いけど。」 そういってはる君は私から目を反らして水とだしが入った鍋の蓋をしめた。 大丈夫なわけがないよ……。 もし……『大丈夫じゃない、』 そういったら…はる君は 私の気持ちを受け止めてくれる?