【完】ポケット-幼なじみ-


「……っ」








ドキドキし過ぎてはる君の顔を




みれなくなって、俯こうとすると





スッと、




はる君が私の頬を上にあげる。











はる君がゆっくりと目をつぶる。








もともと近かったのに





だんだんと近付いてくる顔に





緊張して、私も目をつぶった。












はる君の唇が私の唇を包む。







重なっている唇からは体温が





伝わってきて、胸がドキドキした。









好きなはる君との




キスは──とても甘かった。