私がさっかまでかけてたタオルケットを上からとってきてはる君にかけた。







「…ん」









ぴくっ、とはる君が少しだけ動いた。














………………本当に綺麗な顔。








寝ているときまで、




カッコイイなんて…ずる過ぎる。








いつの間にか程よく焼けた、思春期なのに、ニキビ一つさえもない、きれいな頬に手をのばしていた。







思わず触れそうになって、直前で手をとめる。








……触ったら、もっと触りたくなっちゃうから。







……私は、多分変態だと思う。









触れたい…なんて、







そう、きっと………私は変態。








わかってるのにとめられなくて、手で触れてから自分の顔を近付けて、はる君の頬に軽く唇を付けた。







…境界線を踏み越えてしまった。







──1度踏み越えてしまったら










後戻りが出来ないとも知らずに。