「…………ん…」







重たい瞼を少しずつ開いて

寝返りを打つとギシッ…と

ベッドのスプリングが音をたてた。










ぼやーっと視界がぼやけて



そのままにしていると




だんだんとハッキリしてくる。









──見たことのある風景。











………………はる君の部屋?






──なんで、はる君のベッドにいるんだろ…。







遊園地行かなかったっけ……?







沢山、乗り物乗って……あれ…?





夢、だったのかも…。





さっき…何故かはる君にキスされた夢も見たから。






そっか…………………夢、か。








そう思いながら目を再び閉ざした。