* あれから、3日 結局、斗哉に何も聞く事は出来なかった。 「おい、シュイ。斗哉の調子はどうだ?」 夕暮れ時、開店前の店でカウンタ―に突っ伏している私を、慎がマドラーで突つく。 「…今は私のアパートで寝てる。手当てはしたけど、病院は行かない、って」 「なんで?」 「そんなの、私が聞きたいよ…」 「聞けばいいじゃん」 「じゃあ、慎が聞いてきて」 「なんで、お前じゃダメなんだよ?」