「…ごめん唯、……あれは……」 翔也の言葉がつまる。 「………唯、ごめん!あれにはっ」 「聞きたくないっっ!!」 翔也が言いかけてた途中で、私が口を挟んだ。 「聞きたくない……言い訳なんて…」 自分がもっと嫌になる。 ごめんね、翔也。 私がこんなんだから。 「ごめん」 翔也は『ごめん』しか言わない。 聞かない私がいけないんだよね。 でもね、翔也… 私はまだ――― 翔也の言い訳が聞けないみたい――