そして、式が終わり控え室に戻った。 そこには、白いスーツを着た拓哉がいた。 「那美、おいで」 「………えいっ♪」 私は走って飛び付いた。 「ぐほっ!!」 いきおいよく飛び付いたから、拓哉の体にクリーンヒットしたようだ。 ごめんネ…? 心の中で謝り、拓哉の腰に手を回す。 そして、その手に力を込める。 「痛いたいたいたい!!」 力を入れたすぎたのか、結局痛いようだ。 どうしろと…。