どうしよう! 私のせいだ。 どうしよう… 「未来?またどこか行くの?」 脱ぎ捨ててあったコートとマフラーを抱えて、私は玄関で靴を履く。 「未来?」 「…」 「ちょっと、未来…?」 お母さんが玄関までやってきて、私の肩に手を置いた。 「お母さん…」 「未来…泣いてるの…?」