やっぱり、彼女は特別なんだね。



幼なじみなんかよりも



100倍も200倍も立場が上で、私なんか拓ちゃんの眼中にも入らない。




ただの幼なじみ。




足も長くないし、化粧気もない。




髪だっていつも同じ髪型で、あんなにつやつやしていない。





拓ちゃんから見たら私なんて所詮、妹で止まっちゃうんだ。




これから大人になっても拓ちゃんは年上で私が同い年になるなんてことは絶対にない。




手が届かないんだ。




拓ちゃん…



どんなに頑張っても、彼女は越えられない?



ねぇ…どんな扱いでもいいから



拓ちゃんの“彼女”になりたいよ…