何だか……鈴木君に会いづらい。 拓ちゃんにも、会いづらい。 ……拓ちゃんに会いづらいのは… 「当たり前だけど」 私は独り言を言いながら、いつもの通学路を歩いていた。 考えたんだ。 あのあと… ご飯のときも、お風呂のときも 寝る前だって… いっぱいいっぱい考えたんだ。 でも… やっぱりいまだに、答えは出てない。 モヤモヤしてて、グチャグチャになって わかんなくなる。 本当に…… わからない…