僕は君の罪になりたい

「みーちゃん、ご飯出来たよ」




成宮くんが作ってくれたのは、具だくさんのお粥。



「はい、あーん」


「じ…自分で食べれるよ!!」




成宮くんからスプーンを取り上げてお粥を口に運ぶ。





「…うわっ!美味しい」




凄く、優しい味。


この子、料理まで出来るの?





「食べ終わったら薬飲もうね」


「…うん」


「てか、薬はどこにあるの?」


「クローゼットに救急箱があるから、その中に入ってると思う」




成宮くんはクローゼットから薬を取り出すと、箱を顎にあてながらこちらを見てニヤけた。





「何?」


「口移しで飲む?」


「――!!バカ!」




アナタの脳はそういう事しかない考えつかないワケ?



もう…。