「お姉さん、冷却シートなんか貼って風邪でもひいてるのぉ〜?」




信号待ちをしていると、チャラチャラとした男2人が隣りにやって来た。


見るからに高校生。



学校サボって何やってるのかしら。



無視、無視。




「話す元気もないの?じゃあ俺達が介抱してあげる」


「うるさいわね。熱あって機嫌悪いんだから話し掛けないでよ!!」




シッシッと手払いすると、その手を掴まれた。




「そんな可愛い顔で怒っても恐くないよ?大丈夫。俺達が気持ち良〜くさせてあげるからね」


「…アナタ達ねぇ!」




頭に血が上ったからか、足元がふらつきガクンと体が揺れる。



それをいい事に男達に体を引き寄せられた。





「離しなさ…いっ…!!鼻にチョーク突っ込むわよ…」


「チョーク?お姉さん、先生なの?やりぃ」




何がやりぃよ。



先生だから何だって言うのよ。




あぁ…

意識が朦朧として来た…。





ヤバいなぁ、私…。