\8月の始め/


私たちは、名古屋駅にいた。

「何も言わず、行くのか?」
『うん』


新幹線で東京まで行って、
そこから電車で私たちの住んでた街に向かった。

『翔にメールしとく。』
「分かった。どこで逢うか?」

『あの公園でいいんじゃない?』
「そーだな」

私は翔にメールを送った。
"話しがあるので、別れを告げたあの公園に来て下さい。"


翔から返信が来た。

"分かった。"


私たちは公園に到着した。


その数分後翔が来た。

『おう、久しぶりだな』
『うん。』

「翔兄さんお久しぶりです。」
『斗真久しぶりだな』

『翔、よく聞いてね。』
『おう。』
『実は私、愛知に引っ越したの。』
『えっ・・・。』
『ごめんね、黙ってて。』
『もしかして、離れ離れになるから別れてなんて言ったのか?』

『ううん、私・・・二股してた。』
『はっ?』
『斗真と付き合ってるの。イケないっていうのは分かってる。けど、私は本気で好きなの。』
「翔兄さん、本当にすみませんm(_ _)m でも、俺、志穂が大好きなんです。」

『分かったから…志穂、今までありがとな。斗真とお幸せにな。』
『うん』

『斗真、志穂の事大事にするんだぞ!後、受験頑張れよな!』
「ありがとうございます!」

『じゃあ、俺は、帰るよ。
わざわざ来てくれてありがとな。志穂何かあったらいつでもメールとか電話して来いよな!』
『うん!』

『じゃあ、またな』

『バイバイ』


私たちは正式に別れた。
翔今まで本当にありがと。


大好きだったよ…

さようなら。


「志穂、帰るか?」
『うん!』


私たちは自宅へと
帰っていった。