ハンド部には、変態組と真面目組と興味無い組の三組に分かれるのだが、
早速、18歳にして前頭部がハゲ上がっている、ちゅーそんが、抜群の運動神経で、壁を登る。

イモリのようにピタっと、壁にくっついて女湯を覗くちゅーそん。

時折、「ん?」「お?」

など声を上げる。

壁をよじ登るには、浴場の隅に足をかけて登らなければいけないので、一人しか見ることはできない。
俺は、ちゅーそんの後ろで、女湯を覗いてるちゅーそんの、お尻を眺めながら、まだかまだかと待っていたのだが、とうとう我慢できず、

「ちょっと!いつまで登ってんねん!!」

と、お尻をペチンペチンやって、ようやくちゅーそんをどかした。

どうやった?と聞くと、「んー、湯けむりでよく見えん」

ちっ、役立たずめ。

オレのマジックアイの前では、湯けむりなんて、何の妨げにもならんわっ!!