「男子と同寮ですかぁーっ!?」
「まぁ。仕方ないよ。」

「仕方ないってぇ…(泣)」



…数秒前。授業後の事だった。

「よーし。新メンバーが来たからには…儀式を行うぞーっ。」
「「おぉーっ。」」

「箱をもってこい皆のもの…。」
「われ等の未来は箱の中にありーっ☆」

へんな特攻服を着た数人の男子生徒が教室の中の生徒を全員多目的広場に呼び出した。

「何やんの?」
「おぅ。われ等が神☆」

「・・・。」
「われ等は青東神奇男子高校の生徒会!!」

「・・・。」
「青高の生活は寮制だ。その寮の部屋。メンバー決めを我々は転入生が来たタイミングに合わせて行っているぅ!!」

「・・・。」
「君が今回の…神さっ☆」


…そう。
あたしはこの言葉に疑問をもったのだ。

「あたし、女子なんだから寮違うっしょ?なら、抽選とかやる意味なくない?誰も増えないじゃん。」

だが違った…。
こやつ等はバカだったのだ!!(泣)

「男子と女子の寮が同じで何が悪いっ。」

…色々悪いわーっ!!

「愛さえあれば何でものり超えられる。」
「愛とかないわーっ!!!!」

そして。
今に至る。


「輝姫と同じ部屋になりたいものは手を挙げろーっ!!」
「「ワーーーーー」」

…とんでもない所へ来てしまった。


「はぃじゃあまず輝姫。こん中から1枚引いてねー。」

あたしに派手な箱を差し出す生徒会長。

「はぃじゃあ次はお前等だーっ」
「「俺先!!」」

どんだけ一緒になりたいんだお前等は…。


「29番だっ☆」
「俺3番ー☆」
「誰ー。9番誰ぇーーっ!?」


「さぁ輝姫!!運命の数字を!!」

あたしにマイクを差し出す生徒会長。
…誰だ!!…誰なんだぁ!!

「…言わなきゃ駄目?」
「あたりまえだろぉ!!」

「…13番」





「「来たーーーーーっ!!!!!!☆」」