教室のドアから中を覗き込み、彼が居ないことを確認すると、すかさず机に向かい視線を下ろした。 その瞬間、胸がズキンと大きい動いた。 “Thank you 陸” あたしの書いたメッセージの下に、小さくもはっきりした字でそう書かれていた。 これって、返事…? 読んでくれるだけでよかったのに…。 思いもしなかった大概くんからのメッセージに、嬉しくて涙が出た。 初めて胸がぎゅーっと苦しくなった。 この感情が、今まで抑えていた気持ちを一気に溢れ出させた。