「なんだ? これ、フィギュアか? 腹話術なのか?」
小粒は不機嫌そうに首を振り、厳に吐き捨てた。
「イoコク堂じゃないんだから、そんな訳無いだろっ」
だが声は早回しのままだ。
「毒島っ! 動いて喋ってる!」
「本当だっ、なっ、なんの冗談なんだっ?」
普段は冷静沈着極まりない厳が、声を裏返して驚いている。
「俺たちい、脂肪を操る異能が有るんですう。『脂肪遊戯』って名前も有るんですう。カッコいいでしょお、オホオホオホ」
太は得意そうに笑って見せたが、ハタと気が付いて厳に向き直った。
「貴方も異能が使えますよねええ。あの光の翼みたいなヤツ。凄いよなああ」
「ああ。あれは『バリアー』だ。お嬢様をお守りする為の能力だ」
「私は『ヒーリング』で怪我や体力を回復出来るの」
小粒は不機嫌そうに首を振り、厳に吐き捨てた。
「イoコク堂じゃないんだから、そんな訳無いだろっ」
だが声は早回しのままだ。
「毒島っ! 動いて喋ってる!」
「本当だっ、なっ、なんの冗談なんだっ?」
普段は冷静沈着極まりない厳が、声を裏返して驚いている。
「俺たちい、脂肪を操る異能が有るんですう。『脂肪遊戯』って名前も有るんですう。カッコいいでしょお、オホオホオホ」
太は得意そうに笑って見せたが、ハタと気が付いて厳に向き直った。
「貴方も異能が使えますよねええ。あの光の翼みたいなヤツ。凄いよなああ」
「ああ。あれは『バリアー』だ。お嬢様をお守りする為の能力だ」
「私は『ヒーリング』で怪我や体力を回復出来るの」



