☆彡Night and day『廼斗』☆彡〜悩んでナイト〜

「デブ。相撲じゃ負けなしかもしれないが、大勢相手じゃテンでだらしねえな」


「くっそお!」


「肉ばっかりで使えないんじゃ、後は屠殺しかねえんじゃないの?」


「はっはははは」


 そう笑われている太の目前で、小粒の両手首がロープで縛られた。


「やめ……何すっ……」


 大きなダメージを受けている小粒は、そうこぼすのがやっとだった。


「何するんだ! ヤメロ!」


 太が叫ぶが、その声は虚しく廊下に響くだけ。


「SMショーの始まり始まりい!」


 井手は嬉々としてロープを引っ張った。


「ううっ……ヤメ……て……」


「ヤメてだってよ。女らしい言葉も使えるんだ……やべえ。マジ萌えるんですけどお」


 井手はイヤラシイ顔を小粒に近付け、すっかり戦意を喪失している彼女に囁いた。