☆彡Night and day『廼斗』☆彡〜悩んでナイト〜




「ホントにごめんなさい」


「いや、真琴さん。仕方ないさ。齢もいい思いしたんだし、な」


 齢はまだ腹を押さえてテーブルに突っ伏しているし、椎菜は憮然とした態度で腕を組んでいる。


「おっぱい触られてパンツまで見られたのよ? 私は!」


「だからパフェ奢ってるじゃないかああ」


「何でも金で解決出来ると思ったら大間違いなんだからっ」


 齢が気を失ったお陰で、靭はようやく静香達に説明することが出来た。


「興味本意で君達の後を尾行したりしたのがいけなかったんだ。本当に済まない」


 テーブルに額を擦るようにして頭を下げる靭を、柔らかく制すると静香は言う。


「まあ後は当事者に任せて、私達は今後の話をしましょう」