☆彡Night and day『廼斗』☆彡〜悩んでナイト〜

「ポッチャリと細いののコンビだったもんな。確かにアレっぽい」


 店の前に停まっている、買い物客が乗って来た1BOXカーに隠れて、2人は彼女達をやり過ごそうとしていた。


「ちょっと待って椎菜。貴方達、私達に何か用かしら」


 椎菜をその場にとどめて車を回り込み、静香は隠れている靭達の前で仁王立ちをしていた。


「こそこそ隠れて何をやっているのっ?」


 静香の声は小さかったが、周囲の雑音に負けることなく響き渡った。


テレパシーで彼らの目的が自分達であることを察知したのである。


「先輩先輩、あの子が言ってた筋肉男子達じゃ」


「そうだわっ。椎菜、人を呼んで来て」