ボインっと音がしそうな程椎菜のワイシャツが盛り上がったのを見て、
「む、胸はそんなに張らなくても宜しい」
と前言を撤回する静香。
「ホント先輩は私に厳しいんだからあ……」
「何? 何か言った?」
「いえいえ、決して」
「もう! 帰るわよ!」
じゃれ合いながら昇降口を出る2人を物陰から見詰める視線にも気付かず、静香と椎菜は下校した。
───────
────────
─────────
「あっ! 靭見て、あの子達じゃない?」
静心女学院から地下鉄の駅に至るまでの一本道。
その丁度中間地点に有るコンビニで時間を潰していた靭と齢は、楽しそうに歩いてくる静香と椎菜を見逃さなかった。
「む、胸はそんなに張らなくても宜しい」
と前言を撤回する静香。
「ホント先輩は私に厳しいんだからあ……」
「何? 何か言った?」
「いえいえ、決して」
「もう! 帰るわよ!」
じゃれ合いながら昇降口を出る2人を物陰から見詰める視線にも気付かず、静香と椎菜は下校した。
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「あっ! 靭見て、あの子達じゃない?」
静心女学院から地下鉄の駅に至るまでの一本道。
その丁度中間地点に有るコンビニで時間を潰していた靭と齢は、楽しそうに歩いてくる静香と椎菜を見逃さなかった。



