☆彡Night and day『廼斗』☆彡〜悩んでナイト〜

 そして齢は今初めて思い付いたように靭に聞いた。


「そうだ。放課後、あの女の子達の学校に行ってみようよ!」


「お、おお。いいけど」


『靭ってば、さっきは用事が有るとか言ってた癖に』


 自分が女の子達と馴れ馴れしくするのを、妬いていたに違いないと思うと、齢は堪えきれなくなって笑い出す。


「フフ、フフフフ」


「な、何が可笑しい」


「何でもないよ〜だ」


 そしてチャイムが鳴り響くと朝の学活が始まった。


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 静香達の通う静心女子学院。


 顧問の教師が風邪で欠席した為道場の鍵が無く、居合い部の部活は急遽休みとなっていた。