手を打ち、閃いた考えを提案した静香は続ける。
「私が心を読んで犯罪の芽を察知して、矢鎌さんがその芽を摘み取るのよ」
「はあ」
静香の高まって行くテンションに反比例して、椎菜はだるそうに相槌を打つ。
「それで私は豊胸術の罪滅ぼしを、矢鎌さんは今までの贖罪を乞うのよ」
「それってえ、なんか将来の役に立つんですかあ?」
「当然でしょう! 貴女の謀略に没した人達へ、せめてもの供養になるわっ」
静香は語気を荒げて椎菜を睨む。
「あのお……私、人を殺(アヤ)めたりまではしてないんですけどお……」
「放っておいたらそうなり兼ねないってことよ!」
「私が心を読んで犯罪の芽を察知して、矢鎌さんがその芽を摘み取るのよ」
「はあ」
静香の高まって行くテンションに反比例して、椎菜はだるそうに相槌を打つ。
「それで私は豊胸術の罪滅ぼしを、矢鎌さんは今までの贖罪を乞うのよ」
「それってえ、なんか将来の役に立つんですかあ?」
「当然でしょう! 貴女の謀略に没した人達へ、せめてもの供養になるわっ」
静香は語気を荒げて椎菜を睨む。
「あのお……私、人を殺(アヤ)めたりまではしてないんですけどお……」
「放っておいたらそうなり兼ねないってことよ!」



